14 Apr. 2012

韓国 初級旅その3 石窟庵と仏国寺

一夜明けてホテルの窓から。
今朝は少し早起きして、終日慶州歴史地区に広く点在する史跡巡りです。
ホテルに観光タクシーを依頼しました。


まず代表的な石窟庵と仏国寺です。


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石窟庵(国宝)

新羅時代774年に造られた石窟庵は慶州の山の中にあり、
現在はこうして山門の所まで車で来れるようになっています。
ここから先は徒歩です。
7:00開門に合わせて来たら私達だけでした。

山道を歩くこと10分。リスもいました。

見えてきました。左のお堂の後ろの古墳のように見えるのが石窟庵のある場所です。

ここで清めて拝観です

石窟庵の構造は、四角い前室と丸型の主室に分かれており、
主室には3.4メートルの花崗岩の本尊仏が安置されています。
周囲の壁には菩薩像や弟子達が、
そして前室には仁王像や四天王像などが彫刻されています

お堂は石窟庵のある山肌に密着させて建ててあります。
ところが、ここからから石窟へ入るのかと思いきや
現在はお堂の中からガラス越しに
石柱の間の仏様のお姿のみを拝観するようになっていました。
残念ながら石室内の様子は見ることが出来ませんでした。
もちろん撮影禁止でした。

しかし薄暗い照明の中でのお顔は何ともいえぬ穏やかさでした。
古くから「悟りを得た瞬間の微笑」と言われているそうです。
大きな仏像を窓を通して拝観するので
実際に見えるのはこのくらいの範囲まででした。
以下サイトからの参考画像で
内部の様子と大きさを想像して頂けたらと思います。

 
本尊 釈迦如来座像と周囲の壁の彫刻 

石窟庵は天然の洞窟ではなく、花崗岩で石室を組み立て
天井は石を積み上げたドーム型
そしてその上に土をかぶせた人工的な構造になっています。参考画像

周囲のレリーフの仏像の写真をいくつか紹介します。
8世紀半ばの新羅仏教美術の華という感じがします。参考画像


朝鮮時代は儒教が主流で、従って仏教史跡は顧みられなかったのか
荒廃した石窟庵の修復が、20世紀初頭から日本と韓国により始まります。
しかし残念ながら新羅人が巧みに考案した換気の仕組みには及ばず失敗し
拝観者も急増した現在、ガラス張りにして
外部からの汚染を防ぎながら人工的に換気するしかないのでしょう。

朝の慶州の山々を見ながら下山しました。

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仏国寺


仏国寺は新羅774年の創建当時は華厳宗のお寺でしたが、
現在は韓国最大の仏教宗派の曹渓宗(禅宗)とのこと。

仏国寺は石窟庵と共に世界遺産に指定されています。

仏国寺境内に入る前に通る天王門です。

門の左右に立っている四天王像。琵琶も持っています!

解脱橋を左に見ながら境内に入ります。

仏国寺の正面の迫力ある正殿です。
左右2つの安養門と紫霞門が
中央の泛影楼をはさんで横一列で迎えてくれます。
重厚で立体的な石造部分と、複雑な木組みの木造部分

2つの門の中央に位置するひときわ高い泛影楼です。
ここには昔は鐘楼で、今は太鼓が置かれています。

仏国寺の伽藍の配置は下記のようになっています。


安養門                               紫霞門 
蓮華橋・七宝橋)国宝                   (青雲橋・白雲橋)国宝
実はこの二つの門の前階段が国宝なのだそうです。
創建当時の石段が保存されているとのこと。
踊り場付きなので名前も上下二つずつあります。
そして橋と名が付いているのは、ここを通って仏の世界である
仏国寺の内陣へ入るという意味なのだそうです。

紫霞門の奥に位置する大雄殿 

    そして大雄殿の前に立つ釈迦塔多宝塔(共に国宝)です。
対照的な形ですが美しく調和しています。


また仏国寺には二体の古い仏像が極楽殿毘盧殿にそれぞれ祭られています。
 
極楽殿 金銅阿彌陀如來坐像(国宝)            毘盧殿 金銅毘盧遮那佛坐像(国宝)  参考画像

 
誰もいない早朝の韓国のお寺の雰囲気を味わってきました。

 

 

鐘楼です


ー続くー