16 June 2011

長崎訪問 その5  TH
 
【オランダ坂】

長崎の人々は、オランダ人に限らず
欧米人の住む居留地の石畳の坂を
「阿蘭陀坂」と
呼びました。
このあたりは東山手と呼ばれる居留地でした。
今では活水や海星など、キリスト教系の私学関係の建物が多いところです。  

きちんと敷き詰められた石畳

東山手甲13番館は 「オランダ坂」の石碑の横にあります。
1892(明治25)年頃の建築だそうです。 


 
内部の磨き込まれた家具です。

バ−も付いています

 
二階部分は明るい色のペンキ仕上げ。

 
窓越しの景色は美しく・・・

蔦の絡まる赤レンガ

東山手12番館 1868年(明治元年)
日本で最も古い洋館のひとつで、国の重要文化財だそうです。

眺望を楽しみながら広いベランダでお茶を飲み
窓に陽射しをさえぎる鎧戸を付けているのは
欧米人が日本に来る前に
暑いアジア植民地で作った生活スタイルということです。

撮影 上野彦馬 東山手12番館

現在のような樹々が茂る洋館の風景も
初めはこのような居留地として
山を切り開いた造成地に始まっていたことがわかりました。
(参考画像)長崎大学の古写真サイトより
http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/univj/list.php?req=1&target=Hikoma

こちら活水学院同窓会関係施設

赤い屋根は活水学院校舎です。
  
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【東山手洋風住宅群】

 
こちらは1895年頃、賃貸や社宅用に日本の大工さんが建てたという、
小規模な洋風住宅の復元です。
7軒並んで階段状の敷地に密集して建っています。
ライトブル−のペンキが楽しく、今でいうニュ−ファミリ−向けの輸入住宅みたいです。
 純日本風の瓦屋根付き塀とも調和しています。

細部に凝った造りが見られます。(参考画像)


 

この建物群の中に「古写真資料館」があります
当時の外国人居留地をはじめ、長崎周辺の貴重な写真が数多く展示されています。

これは幕末の有名な写真家 「上野彦馬」(1838〜1904)が
自ら考案、使用した写真機を参考にした複製とか。
彼は中島川の近くに「上野彦馬写真局」を開き、数多くの著名人を撮影しました。

こちらが彦馬が撮った最も有名な肖像写真です!
等身大にして置いてありました。

上野彦馬は蘭学者の家に生まれ、
化学を学びながら外国人から写真技術を学び、
さらに独学で研究し、
金星観測では撮影助手、西南戦争では従軍撮影をしたそうです。

以上が今回まわった東山手居留地の洋館でした。