28 Apr. 2015

東北の桜 3  福島・花見山

by Yoko

かつて、福島へ旅してテレビで天気予報をみていたとき、福島県が海岸のほうから

浜通り、中通り、会津地方と三つに分けられているのを知りました。

南から北へつらなる阿武隈高地と奥羽山脈によって、三つの地方に分けられているのです。

同じ福島県でも、この三つの地方では、気候が大いに異なるそう。

浜通りには福島原発もあり、未だ故郷へ帰ること叶わぬ人も多く、胸が痛みます。

福島県、意外と大きく北海道、岩手県に続き日本で三番目に広い面積を誇ります。

 

因みに福島県のお隣、山形県は「置賜(おきたま)」「村山」「庄内」「最上」の四つの区域に

分けられています。 ちょっとお勉強になったでしょ?!

 

 

さて、宮城県南部から福島県北部へと車でやってまいりました。

これから「花見山公園」へと向かうのですが、そちらには一般車両の駐車場がありませんので

あぶくま親水公園という河川敷にある臨時駐車場へ車を置いて、シャトルバスで花見山へ。

「花見山環境整備協力金」ということで一人300円支払って乗車。約15分で到着。

この環境整備協力金は、臨時駐車場の整備、仮設トイレ設置、シャトルバスの運行、

交通誘導員配置などに使われているそうです。

 

 

花見山公園は、阿部さんと仰る個人の方の山です。無料で開放してくださっています。

阿部さんは大正15年、養蚕農家の副業として花の栽培をお始めになり、

昭和10年には養蚕をやめて花の栽培だけになさいました。

家の前の雑木林に花を植えていけば素晴らしい山になる、と山を開墾して花を植えていき

それから20年ほど経ったころ、是非、山を見せてほしいとおっしゃる方が増えてゆき

昭和34年から「花見山公園」として一般に無料開放されているのです。

 

花見山公園という碑が立っている奥に家が二軒建っており、そちらが阿部さんのお宅なのかしら、

と思いましたが、花の季節には引きも切らず観光客が押し寄せる生活。落ち着かないだろうなぁ

と私など思うのですが・・・阿部さんの今年1月のご挨拶が

「今年も阿部家は農家として、花見山公園の人間として花を愛し大切にしていきます。

その結果、皆様に喜んでいただけるような素晴らしい花見山になっていけばと思います。」

 

と、訪れた人々の喜ぶ顔を楽しみに頑張っておられるそのお姿に、私は胸が熱くなりました。

 

シャトルバスを降りて、地元の名産品販売に目をやりつつ進んで行きますと

わぁ~ 花見山だわ。因みに、私は福島の「ままどおる」というお菓子が大好きです!ご存じ?



 

菜の花畑が続きます。ド迫力です。



 

苗木も植えられており



 

杜若。 現在(4月27日)咲き始めているらしい。



 

この日、見頃だった花は  東海桜、花桃、木瓜、白モクレン、レンギョウ、サンシュユなど。



 

バス駐車場から花見山公園入口まで、花を愛でつつ20分位歩き、公園入口から下の地図

①   から60分コースを選び登って行きました。



 


花桃

 

白モクレン

 

 

ゆきやなぎ(昔、家にあったので懐かしい春の花)

 

 

頂上からは、吾妻連峰がみえました。福島の春の風物詩「吾妻の雪うさぎ」の雪型も

それらしきものがみえました。

 

60分コースでしたが、実際には40分程しかかからず下山。

途中、きょうはロケハン!と ボランティアの方とお話し中の立派なカメラを持参の

年配の男性がおられました。

こちらでは、花見山公園へ向かう途中や花見山公園の山中に、黄色のパーカーを羽織った

ボランティアの方がいらして、花の名を教えて下さったりするのです。

 

写真家の故秋山庄太郎さんは、花見山に魅せられ20年ほど通われたそう。

花見山のことを「福島に桃源郷あり」と仰っていたそうです。

もわもわぁ~ とした春の花の山は、まさしく桃源郷と私も思います。

 

 

 

 

阿部さんが書いておられる、花見山公園ホームページをご覧になると、花見山公園を愛する

阿部さんご家族のことや、その歩みなどがよくわかります。

 

 

いよいよ明日は「三春の滝桜」

今日は暖かだったので、一気に開花が進んでいれば・・・と願いつつ、今宵の宿泊先の

郡山へと南下して行きましたっ とさ。