03 Mar. 2010

素床独恋 2010−1

By 児玉 俊史

四捨五入すれば充分50肩なのに、自分は40肩だと言い張っていた女性が、
治らぬままついに50歳の誕生日を迎えてしまったと嘆いていた。

   40肩  なかなか治らず 50肩



「あっ、カワイイ」と言うので、若い女性でもいるのかと見てみると・・・、
口に粉つけてドーナツを食ってる奴、薄くなった髪をワックスで立ててる奴!
女性のカワイイ規準は、判らん。

   カワイイと いう先見れば おじいちゃん



会社の忘年会で、浅草橋から屋形船に乗って隅田川下りをした。東京湾お台場沖に船が停泊し、
かもめ達と遊んだ。お台場のカモメは、みなメタボだった。 

   かもめ飛ぶ テンプラも飛ぶ 屋形船


      
腕だけでいいのに、どうしても上半身裸になって・・・若いナースに見せたがる奴がいるらしい。

   採血に ムキムキオヤジ 脱ぎたがり



「は〜い、おじいちゃん来てますよ」と言われるが、「実は父親なのです」と言えないまま、
毎日息子を迎えに行っているという男がいた。
「頭髪で判断されるのはなんとも遺憾だ」と嘆いていた。
 
   おじいちゃんと 言われて悔しい 保育園



(サッカーのジャバンチームをテレビ応援していて・・・チエ・ジウさんのお便り)
母親   「あれま、ツルツルだったのにいつの間にか毛が生えてるよ」
娘    「だれ?」
母親   「森本だよ」
娘    「母さん、ツルツルは、ニッポンハムの森本でしょ」

    勘違い 察しがついて 親子です



(ナースーさんからのお便り)
夫の退院を拒否する妻が増えているみたい。
 ・「まだ、完治してないから・・・」
 ・「他の病院は駄目かしら・・・」
 ・「夫は、気持ちが悪いでしょ?」

結論は「面倒みたくない」で、医師や看護士にクレームをつけるみたい。
60代・70代の夫婦は大半はこうなる・・みたい。

    用済みの 夫は退院 出来にくい         
         (中高年男性の皆さん、気をつけましょう)



(マミーさんよりのお便り)
家庭でフグを食べる時は先ず夫に(美味しいものを譲る良く出来た妻です)・・・・、
 しばらく様子を見てから、皆で頂きます。
勿論夫は妻のこんたんには、まだ気がついていません。
冷蔵庫の中に残っていたものの処分も同様です。

    賞味期限 切れて夫で 毒見する



顧問室にいるとき、突然眼が回った。耳鳴りがして強い吐き気がする。動けない。
医者に連れて行ってもらったら、「メニエール氏病 」で働き盛りの男性が多くかかる、
ストレスが原因と言われると説明を受けた。
コーヒーゼリーのような薬が最悪で、涙が出るつらさだ。
私の場合「エマニエル夫人病」ではないかという口の悪い男たちもいるが・・・。
ま 、少し格好悪い病気だが 慢性化しないよう養生すればいいらしい。

     閑職に なってストレス メニエール 
       (ストレスを 仕事で解消 していたか?)



テナー・サックスホーンを買ってしまった。
7キロのサックスと3キロの消音カバー、計10キロのデッカイサックスを首にぶら下げてみると・・・
首が痛くて腰もきつくて、立っていられない。

音は出るが、ほら貝のように思いっきり吹いても、「ブー」と鳴るだけで、息が続かない。
無理して、続けると目眩がしてくる。(なんか、メニエル氏病の症状に似ている)
夢は「Fly me the moon」など引いてジャズセッション参加することであるが・・・川勝先輩は、
「一年半やれば音が出るようになる、頑張れ!」という。

     サックスで 近所迷惑 一年半   
  
 

(福ちゃんちの昨年最大の出来事)
19才の娘が男をつれて来た。同棲を許可して欲しいという。
母親の作ったカレーライスを挟んで向かい合った。ビールを勧めたが、
「酒は一滴も飲まない」と男は自慢げにいう。
男は「美味い美味い」とカレーを食べ、ボソボソと質問に答える。
こっちは福神漬を肴にビールを飲み続ける・・・。

最後に言ってやった。
「ケジメはつけて欲しい」
「ハァ」
「ケジメって、わかるか?」
「まぁ、結婚するか・・・別れるか、ですよね」

    どうせいと 言うのか同棲 許可願い


    
結婚するかしないか決めるために同棲するんだって!
最近は当たり前なんだって!
「結婚してから、初夜だろう!」と言ったら、会社の女子も含めた全員から、
「こだ○さん、古すぎ〜」だってブーイングされた。

    良く聞けば 婚前性交 許可願い



(H沼氏の昨年最大の出来事)
 息子の結婚式で、挨拶をさせられた。
「え〜、二人は既に半年以上同棲して、身も心も熟知した仲になっております。
ヨーロッパ旅行にも行きました。とっくに籍も入れて、本日やっと結婚の運びとなった次第です。
全て、順番が全く逆なんです。こんな結婚式、披露宴って意味有あるでしょうか?
父として悩んでしまいました。
 本日、ご出席いただいた皆様に心よりお礼申しあげます。二人が幸せになるようご指導ご鞭撻ください」

 という原稿を作ったが、女房殿からひどく叱られて、最後のニ行だけになってしまった。
「こんな結婚式意味があるのか?」のところを是非言いたかった・・・あまりに形式的だと、披露宴で自棄酒を飲んだ。
 
    花嫁が ドレスではしゃぐ 披露宴




(甥の結婚  @)
長崎市の大ホテルの大教会で挙式した。
長崎だから本物の神父(外人)だというが、ニタニタ笑いっぱなしの神父が本物とは思えない。
その神父が、たどたどしい日本語で「愛と・・貞節を誓う指輪で〜す」と言い、
甥は花嫁から指輪をはめられていた。男が・・・男の君が貞節を誓うはおかしくないか?

昔、タイに出張したとき、同行していたM君は、着陸直前の飛行機の中で、薬指の指輪を外していた。
「わたし、クリスチャンですから遊ぶときは・・・・」って。

新婚旅行のハワイの海で、泳ぐときに指輪外して、そのまま無くしてしまったY氏もいた。
わざとやったのだろうと、新婦に相当叱られそうだ。

この二つの事例を、彼に伝えよう。(新婦に内緒で・・・)

     貞節を 誓った指輪 外せます

     

(甥の結婚 A)
披露宴半ばで姪が、私の席にやってきた。新郎ヒロちゃんの姉である。

「おいちゃんな、あの花嫁どう思う?」
 (母親そっくりだな)
「そやろ、父親さんはまぁまぁやけど、あの母親最低や。そっくりやろ」
 (ま、嬉しそうだったな)
「そりゃそうや。同期入社でもう30やん」
 (銀行の総合職の女か)
「しかも純心(女子大)でぇ。活水(姪の母校)ならまだしも、なぁ」
 (気が強そうだな)
「ビール注ぎにいったらコップ持たんのよ。無視やで」
「ヒロの友達も、なんであんなんと結婚するんて、皆反対や言うとるんよ」
 (君も反対か?)
「当たり前や、これ喪服なんよ」

    披露宴 もう小姑が 眉を寄せ




日比谷公園「ヒビヤ・ナチュール」でランチした。
お祝いにビールをつけて、一人で、窓外の景色に「カンパーイ!」
庭園には、晩秋の冷たい雨が降っていた・・・。
やっと終った。ここにも、半年で5回来たな。
いつも、早めに来て・・・コーヒー飲んで・・・。
それから東京家庭裁判所の調停離婚、申請者控え室に行った。
控え室には、それぞれの問題を抱えた男女たちが集まっていた。
人生いろいろ、ドラマいろいろ・・・。
      
    調停の 言い分それぞれ 控室



 会社や元会社の部下の連中にメールした。
「君たち、離婚のことなら、いつでも相談しなさい。アドバイス料はいらないから・・・」
  (中高年男性の皆さん、気をつけましょう)

    ×イチと 今は言わない ○イチだ
     

          
K合さんが、「離婚祝い」をしてくれた。
 ・給料は全部女房に渡してるのに、全然感謝されない
 ・朝、家を出るまで寝ているし、夜遅く帰っても起きてこない
 ・いつも、何かしら文句を言ってる
 ・五年間の単身赴任の方が待遇はよかった
 ・コダ○ちゃんが羨ましい。離婚おめでとう!
   (ありがとう!)

    おかしいな ぼやきと愚痴の 祝!離婚

    

六義園(文京区にある大名庭園)に行った。
ちょうど「獅子舞」と「お囃子」が始まるところであった。
野外で寒かったが、赤い布を被せた長椅子に座った。

獅子舞が見物席まで降りてきて踊り、客の頭をかじってみせた。
私も帽子を取って、頭をさしだして噛んでもらった。
(これで今年の無病息災は確実だ。髪の毛も元気になるかも知れない)

小さな子が、母親から頭を差し出され、かじられて泣き出していた。
それが、可愛いと皆手を叩いて喜んだ。
六義園の庭園の青い空に、お囃子と笑い声と手を叩く音が響いていた。

     獅子舞に 赤子齧られ 笑う親



小さい頃、家に獅子舞が来ていた記憶がある。
遠くから、お囃子が聞こえ、だんだん近くなり、玄関が開く。
ちょこちょこっと、獅子が踊って、口に小銭を持っていくと獅子頭を取って、
獅子より恐い顔したおじさんが出て来て小銭を受け取る。
そして、小銭分ちょろちょろと踊って、隣の家に行く。

父や母と一緒に迎えた、遠い昔のお正月の思い出にはなっているが、
今はなくなってしまった。マンションのロックチェーンで獅子舞も入れない。

    マンションに なって獅子舞 お仕舞いだ
 
 
     I wish you every happiness   
        at the beginning of this year.
 
       ご心配頂いたメニエル氏病の症状は、三ヶ月近く出ていない。
       有難う御座いました。       
       (結局、離婚調停の最終段階での発病だったようです)