24 Apr. 2015

(5)ミュンヘンの教会


ミュンヘンの旧市街は
マリエン広場を中心とする約半径1kmの中に
中世からの城門や広場
またバイエルンの歴史を物語る主要なカトリック教会
そして王宮やオペラ劇場がほとんど収まっています。

ここでは短い滞在のなかで
初めて見たドイツのカトリック教会のいくつかをお伝えします。

ちょうど復活祭の期間だったので
礼拝に訪れる方も多く、
見学後すぐに退出したところもあれば、
復活祭のミサを見学させて頂いたところもありました。
外観を撮る余裕がなかった教会は参考画像でお届けしました。



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《アザム教会》

アザム教会はマリアン広場から南西方角ゼンドリンガー通りにあり
両側を建物に挟まれた間口の狭い教会でした。

入り口の凝った彫刻付きの屋根をくぐり、扉を開けますと・・・

                             参考画像



ドイツ・ロココ様式の名にふさわしく
内部は究極とも言える華麗な装飾で埋め尽くされていました。



1746年にこの教会を建設したのは
それぞれ建築家と画家を職業としていたアザム兄弟で
自分たちの所有する土地(幅8.8、奥行き28.2メートル)に
アザム家専用の教会を建てたのだそうです。

腕によりをかけて、思う存分豪華にした結果
南ドイツを代表する作品になっているとのことです。



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《テアテイーナ教会》

テアテイーナ教会はマリエン広場から北方向
王宮のレジデンツの向い合わせに位置しており
ヴィッテルスバッハ家の歴代の君主の墓所があります。


17世紀に世継ぎの誕生を祝って
ボローニャから招いた建築家によってイタリア・バロック様式で建設され
外装はその後ロココ調に改装されているそうです。
71mの双塔を持つ立派な教会でした。

                参考画像

                             
復活祭の礼拝に参列する大勢の方々です。
エレガントで重厚な内部は真っ白な壁に装飾が施され
ドーム天井から外光を採り入れています。




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《聖ミヒャエル教会》

聖ミヒャエル教会はイエズス会に属し
マリエン広場の西方向ノイハウザー通りに建っています。




1597年に建てられ、反宗教改革の象徴であったこの教会の正面の壁には
当時の反改革運動をささえた要人達の像が並んでいます。





内部の主祭壇をはじめ周囲の白い壁には
彫刻や金遣いの豪華な額に入った絵画が飾られていました





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《聖母教会(フラウエン教会)》

聖母教会は新市庁舎にほど近い西側に位置し
1494年に後期ゴシック様式で建てられました。
独特の玉ねぎ型の円蓋のついた、高さ約100mの2本の塔は
ミュンヘンのシンボルとして遠くからも望むことができます。


外観は周囲が建て込んでいるため
新市庁舎の9階の展望室から撮った画像です。
相当な巨体であることがお分かり頂けると思います。
(何故か片方の塔が切れてしまいましたのでさらに大きい・・・。)





古い銅版画にも
聖母教会の双塔の特徴ある形が描かれています。
手前はマリエン広場です。
相当立派な街だったことがわかります。




聖母教会の復活祭のミサの画像です。
他のゴシック式のカトリック教会に比べ内部がシンプルに思えますが
祭壇の両側に高く伸びた柱は正統なゴシック建築の特徴なのだそうです。
神父様の説教の声が大変素晴らしく、意味は判りませんでしたが感動しました。




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これらの教会の他にもマリエン広場沿いには
ペーター教会聖霊教会という大変重要な教会があったのですが
入り口を探したりするうちに時間切れとなってしまい
次の機会のお楽しみとなりました。


ー続くー