21 Apr. 2015



(3)アルテ・ピナコテーク(旧絵画館)



今回の旅行で楽しみにしていたアルテ・ピナコテーク(旧絵画館)に行きました。

途中まで地下鉄で行き、Tramに乗り換えました。
ミュンヘンの古い建物、近代的な地下鉄、そして青い空が印象的でした。





アルテ・ピナコテークは世界的にも古い公立美術館です。
バイエルン地方を1180年から〜1918年まで統治していた
ヴィッテルスバッハ家
16世紀から収集したコレクションが収蔵されています。

絵画館の建物はルートヴィヒ1世(在位1825−1848年)が
収集した美術品を市民に公開するため建設を命じ
1836年に公開されたものです。

現在改修工事のため外壁は一部カバーされています。
また展示室のいくつかは閉鎖され、見ることが出来ませんでした。
工事終了は2017年とのことです。
そのせいか入場者は少なめで、
豪華な絵画をゆっくりと観ることができました。

                                 工事中のため 参考画像でどうぞ



撮影OKでしたので、印象に残ったものを以下ご紹介します。



***



イタリアの素晴らしい作品がたくさんありました!


Segna di Bonaventura (1298−1331年)シエナ

《マリア像》 (1320年)




ジョット・ディ・ボンドーネ(1267−1337)後期ゴシック 
左端は《最後の晩餐》(1320−1325年頃)です。



フラ・アンジェリコ(1390−1455年)初期ルネサンス
受胎告知を描いた一対の額がガラスケースの中に大切に収めてありました。



そして同じくフラ・アンジェリコのこの名画は
迂闊にも見落としておりました!
                               参考画像
フラ・アンジェリコ(1390−1455年)初期ルネサンス
『キリストの埋葬』(1438年ー1443年)





フィリッポ・リッピ(1406−1469年)初期ルネサンス
《受胎告知》(1443年)




フィリッポ・リッピ(1406−1469年)初期ルネサンス
《聖母子像》(1460年代)



レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452−1519年)盛期ルネサンス
《カーネーションを持つ聖母》1478年頃
ダ・ヴィンチの聖母像としては初期のものことです。


 
ラファエロ・サンティ(1483−1520年)盛期ルネサンス
《カニジャーニの聖家族》(1505年)




アントネロ・ダ・メッシーナ(1430−1479年)ルネサンス
《受胎告知のマリア》1473年


***



初期ドイツの作品はさすがに数が多く
どれも色彩が鮮明で写実的でした。


アルブレヒト・デューラー(1471−1528年)ドイツルネサンス
《四人の使徒》1526年頃
デューラーのこの大きな作品は展示室の中でも中心的な存在でした。



アルブレヒト・デューラー(1471−1528年)ドイツルネサンス
《自画像》1500年



アルブレヒト・アルトドルファー(1480−1538年)ドナウ派
アレクサンドロス大王の戦い》(イッソスの戦い)1529年
バイエルン公ウィルヘルム4世の命により製作されました。



ハンス・ホルバイン父(1460−1524年)末期ゴシック〜ルネサンス
『聖セバスティアヌスの祭壇画』1516年
イギリスに渡り活躍した肖像画家ハンス・ホルバインの父親だそうです



***


オランダ絵画やフランドル絵画の全部は見れませんでしたが
幸いかねてより好きな画家の作品に出会えました


ロヒール・ファン・デル・ウエイデン(1399−1464年)
初期フランドル派 北方ルネサンス
《聖母を描く聖ルカ》1435年頃


ロヒール・ファン・デル・ウエイデンは
師匠のロベルト・カンピン(1375−1444年)と共に
ヤン・ファン・エイク(1395−1441年)が確立した油彩技法を発展させ
イタリアをはじめ全ヨーロッパに影響を与えたといわれています。



ロヒール・ファン・デル・ウェイデン(1399−1464年)
初期フランドル派 北方ルネサンス
《東方三博士の礼拝祭壇画》(コロンバの祭壇画)1455年





ピーテル・パウル・ルーベンス(1577−1640年)バロック
《アマゾンの戦い》
ルーベンスがたくさんある部屋は閉鎖中でしたが
この絵で十分「らしさ」を味わいました。



アンソニー・ヴァン・ダイク(1599年ー1641年)バロック
《自画像》1621年
イギリスに渡り上流階級の華麗な肖像画を描いた
フランドル出身のヴァン・ダイクです。
微妙な表情を描き切った(?)自画像ですね。


フランス絵画もありました。

グリーンのドレスに身を包んだポンパドゥール夫人
展示室の中でもひときわ目立っていました。


フランソア・ブーシェ(1703−1770年)ロココ
《ポンパドゥール夫人の肖像》(1756年)



まだまだほんの一部のご紹介ですが
ノイエ・ピナコテーク(新絵画館)の建物へと移ります。


ー続くー