26 April 2014

初夏の根津美術館  TH



桜が散り、燕子花(かきつばた)の季節になりました。

2011年にyokoさんのレポートで拝見した

恒例の根津美術館収蔵の尾形光琳燕子花図屏風の公開に

今年やっと行ってきました。


根津美術館は地下鉄表参道駅から徒歩ですぐのところにあります。

建物の周囲には竹とドウダンツツジが植えられて和の趣です。


開館10分前の入口の様子です。

屋根付きの長いアプローチが大変素敵でした。

雨にも濡れないしここなら並ぶ時間も気にならないですね。



エントランスホールでは撮影が許されています。

東洋だけでなくヘレニズム系統の彫刻も陳列され

場所柄近隣に住む方々でしょうか、欧米人の来館も多く

和モダンの洗練された雰囲気の美術館でした。








このほかにも印象的だったのは・・・
青銅器 双羊尊 殷 前13C〜11C  盛酒器  参考画像


石造 弥勒菩薩立像 クシャナ時代 3C 参考画像
などでした。





《特別展 燕子花図と藤花図》


今年の企画は根津美術館収蔵の

尾形光琳(1658〜1716)の「燕子花図屏風」と

円山応挙(1733〜1795)の「藤花図屏風」の美の競演です。



                      ポスター


尾形光琳は俵屋宗達や酒井抱一と並んで

装飾的な琳派を大成した江戸時代の絵師・工芸家で

京都の裕福な商人や貴族の保護の元に活躍しました。


円山応挙も江戸時代の京都の絵師で、

写生を重視した写実的で美麗な円山派を形成し豪商に支持されました。


開場では中央のガラスケースの中に両者の六曲一双の屏風が並んでいました。

インパクトという点においてはさすがの光琳ですが

しばらく見ていると応挙の上品で平明な華やかさが浮かび上がって来て

来場者は皆この二つの作品の前でしばらく腰をかけて見入っていました。


金地に繰り広げられた、卓越した写生美と意匠美を

ゆっくりと鑑賞することができました。

会場風景をちょっとだけどうぞ。


藤花図屏風(重文)円山応挙        燕子花図屏風(国宝)尾形光琳  参考画像


参考画像:http://www.museum.or.jp/modules/topics/?action=viewphoto&id=464&c=1

http://www.nezu-muse.or.jp

http://ja.wikipedia.org/wiki/尾形光琳
http://ja.wikipedia.org/wiki/円山応挙





ガラス越しに見える庭園の方へ出てみました。




石灯籠は朝鮮時代のもの。珍しい形です。

右側木蔭の金銅の八角灯籠は東大寺大仏殿前のレプリカでした。

右の建物はミュージアムカフェです。


ちょっと入って休みました。

お昼の軽食はお早めに。


毎年この近くの骨董通りで高校の忘年会をやっていますが

今日初めて目にするこの深い緑の庭園です。

窓辺のカウンター席にて。


散策するとそこここに苔むしたお茶室が。


池のかきつばたは残念ながらまだ咲いていませんでした。

毎年根津美術館のHPによりますと

「4月25日現在燕子花の開花がすすんでいます!」

とのことです。


一方藤の花は終わりかけでした。



庭園マップ

                      参考画像 根津美術館HPより

美術館には広大な庭園があり、海外からも収集された古い石像や灯籠などが

木立や茂みのかげに何気なく立っていました。



朝来たアプローチを再び歩いて表門まで。


東洋美術の陳列も、奥が深いお庭も

そしてミュージアムカフェもよかったです。

まさに都会のオアシス!でした。