05 Apr. 2015

夏の離宮ニンフェンブルク...v. K.

 

 

このときから既に十余年。くららも一人前の学校の先生になりました。クリッペに興味を持ったのはこの

頃からだろうか?

 

バイエルン王様のミュンヘン市内の居城(レジデンツ)は窮屈なので、と言っても部屋数や公務に必要

なスペースは絶対レジデンツの方が広いはずですが、たぶんニンフェンブルクの方が前には広い池、後方

には広大な森と池が広がり、気持ちがのびのびする、すぐ狩など遊びに行けるということで、王様と廷臣

たちにはきっとこちらの方が好まれたろうと、
v. K. は想像します。

 

ニンフェンブルクは宮殿より、庭の方が見甲斐があります。建物1階はご覧の通り吹きさらしで、車両や

下僕が作業のために通る部分です。だから西洋ではこの部分は「地面のタタキ」的呼び方をして、やん

ごとなき人々がしゃなりしゃなりと歩く(日本で言う)2階以上を1階、2階と数えます。

 

俯瞰図はこんな具合。まっすぐに伸びる水路は全長3km近くあります。庭園の森も昔はさぞや広大な

ことだったでしょうが、
20世紀以降周辺の市街化が進み(写真上部見ておわかり)、いまはせいぜい福

岡城内公園+大濠公園と大小を競う程度です。昔は狩り場だったから、今の4、5倍の広さはあった

ことでしょう。(写真はインターネットより取得)

 

庭園(森)の散策。

 

森の中にひっそりと佇むのは狩猟の館、アマリエンブルク。バイエルン・ロココ建築の秀作。

 

入り口上方のレリーフ様モティーフ。狩りの女神だろうが、ヘアバンドに三日月マークは月の女神ダイア

ナかな?猟犬、キューピッドが持つ狩猟のラッパ、弓矢、鷹、獲物を捕らえる網、獲物の鹿、猪、(右

の動物は何だろう?)
、槍などなど、すべて狩猟関連キャラクター、アイテム。

 

今日はまだイースターまで2週間。館の観覧は4月1日からなので、残念ながら中には入れませんで

した。内装は銀と薄い青を基調とし、こんなに質素を装いながらも、実はすごく豪華です。鏡を多用し

て部屋を明るく開放的に見せるのは、ロココの常套手段。(写真はインターネットより取得)

 

天井部の銀の装飾。自然の姿の樹の下で休む女神、 飛ぶ鳥、孔雀、槍をもつ人、捕獲網、弓矢、

ハープ等々。(写真はインターネットより取得)

 

いかがです?これがバイエルン・ロココの至宝、アマリエンブルク。

狩猟もだけど、密会の場所でもあったのでは?・・・でないわけないでしょ?こんなところで愛をささやか

れたら、女性はイチコロだ!!

 

それから森の中を10分ほど歩いたところにあったこの建物はバーデンブルク。バーデンは英語のバスbath

つまりこれは18世紀に作られた屋内プールです!

 

上は立派なバロックの内装。下はタイル張りプール。お湯の蛇口が見える。

(写真はインターネットより取得)いいなあ、貴族って!

 

遙か彼方に宮殿本館が見える。

 

冬の厳しさを表す葉の落ちた大木、コートを着て湖畔に佇む人、陰鬱な色調、、、ドイツロマン派の絵

画を見ているようだ。

 

対岸に見えたアポロの寺院。

 

2時間くらい森の中を歩き回った。森の一角に開けたカフェで簡単な昼食。

 

遅い昼食なので控えめに。大好きなレバーケーゼはソフトで腹にもたれない。揚げたての暖かい天ぷら蒲

鉾を食べるような感触。付け合わせは酢味が美味しいポテトサラダ。ブレッツェは岩塩を半分以上落とし

て。ミネラルウォーターはガス入り。

 

これは都心に戻って量より質の夕食。旬になったばかりのホワイトアスパラガス。一人前5本と、付け合わ

せはやはりポテト。ドイツだなあ。オランデーズ・ソースはカロリー高いから控えめにつける。

 

最後の晩は初めての小雨。楽しいミュンヘンの一日でした。